「よう庵野。次のエヴァの製作費…どこに行った？」
「………君のような勘のいいガキは嫌いだよ」
どっかにこの感想の塊をぶつけておきたいなーってことで、ここを使うことにする
シン・ゴジラを見てきた
なにやらわたしのtwitterのTLでは高評価
加えて(一方的にだけど)好みのとても合うと思っている友人がぜひ見るといいと触れ回っている
ゴジラってあの見た目しか記憶になくて、ストーリーを全く知らない
海外版のゴジラにL'Arc-en-Cielの曲が使われたことは知っている
あとは全く世代ではないのだけど、やたら耳に残る「モスラ〜や、モスラ〜」って歌を知って…これモスラやないかーい！
まあさておき、話のタネ程度に、興味本位で見に行った
TLで話題、友人が勧めている、そんなあたりのミーハー丸出しで見に行った
TL見てもやたらネタバレ配慮してるし、いっそ清々しいほどに、監督がヱヴァンゲリヲンの人だよ、程度の知識だけで見に行った
ヱヴァンゲリヲン、これもまた話題に乗ったミーハー心丸出しのところに友達からアニメフルでDVDを半ば押し付けられて全部見てはいます、一応
ただどハマりとかは特になく、劇場版もまともに見たのは序だけな気がする
マリのことはなんとなく知ってるしなんなら乖離性コラボでマリ狙いでガチャひいたし、アスカの名前が変わったとかなんとかは知ってる
あと完全後出し知識だけど艦これのおかげで登場人物がみんなお船関連の名前だって知ってる
でも、その程度
知ってるというには足りなさすぎて、全く知らないと言うには偏った何かがある感じの人がシン・ゴジラを見てきた
感想は「どっひゃ〜」
どっひゃ〜にもいろんなニュアンスがあると思うんだけど、その全てが当てはまる「どっひゃ〜」
感想第一声をtwitterにあげたときも「ゴジラなんだこれーーーー」と、「どっひゃ〜」な気持ち
いやあ、やられた！と清々しい「どっひゃ〜」
おいおい、まじかよ！と面食らった「どっひゃ〜」
いやいや、ねーよ…と頭を抱える「どっひゃ〜」
もう、全部ひっくるめた「どっひゃ〜」がシン・ゴジラでした
両手を叩いて笑いたい気持ちを映画館だと自制して堪えたり、背筋を凍りつかせたり、あっと息を飲んだり、スケールが、ものさしが、もう「どっひゃ〜」としか言いようがない
語彙力なく「すごい」とか「やばい」だけしか言えないような、なんかすごいやつだった(語彙力
いろんなところに散りばめられた風刺も、現実味も、何もかも含めて「どっひゃ〜」だ
細かく言おうとすると、ストーリーからなにから説明しないといけなくなりそうだから、どういうものなのか掻い摘んで説明しようとしたら極限まで切り詰めて「どっひゃ〜」になってしまった。そんな感じ
「どっひゃ〜」の前に来る言葉を紡ごうとすると、全てが核心に触れてしまうんじゃないかって気になる
わたしは時間的な問題もあってさらっと2D上映で見てしまったのだけど、4DXとかだと揺れるんでしょう？
えっやだもう一回見たい…かも……？
きっと娯楽映画ってこういうのを言うんだと思う
作り手も、見る側も、おもいっきり「どっひゃ〜」っと娯楽だ
深く考察したりもできる内容だとは思う
でも伝えたい部分や見せたいものが「どっひゃ〜」と出てきて、口をぽかーんとあけて見れる、娯楽だ
おもしろかった？とか聞かれた時に「すごかった」とYES/NO以外の言葉がでてきてしまうような
見た人の頭をからっぽにしてくる、娯楽だ
頭を「どっひゃ〜」とからっぽにしてくるくせに、からっぽの頭に「どっひゃ〜」と情報が流れてきて、受け止めるだけしかできない
いやもうね、シン・ゴジラなんだこれーーーーーーーー
